クレジットカードの審査の基準とは?

■クレジットカードの審査基準は各社で異なる

クレジットカードは後払いの決済カードです。1か月分のカード決済額を翌月に請求される仕組みで、その時に手持ちがなくても支払いができる利便性から利用者は多く、2016年の時点で2万5000枚を超えるカードが発行されています。ただ、後払いということから確実に支払いをしてもらうために支払い能力があり信用できる人にしかカードの発行は行っていません。その信用を判断するために審査を行っています。

審査はいずれのカード会社でも必ず行われますが、その基準は各社で異なります。そのため、同じ条件の利用者でも合否の結果はカード会社によって変わり、一概に何が決め手になるかは言えないのが現状です。仮に基準を尋ねたところで公開義務はなく、合否の理由も教えてもらうことはできないので自分で予想してみるしかありません。そこで、最低限のラインや判断目安を参考に基準を解明してみましょう。

クレジットカードの審査はカード会社の申込み条件を満たし、その上で個人情報と信用情報の2つから判断されます。申込み条件は、どのカード会社も同じで20歳以上で継続的に安定した収入を得ている方です。よって未成年者、収入がない方や極端に低い方は申し込みすらできません。

個人情報は氏名、住所、年齢、職業、年収、雇用年数、居住年数など申込み書に記入した内容全てが審査の要素になります。通常は年収が高い、職業が安定している、働き盛りの年齢など支払い能力が高い人ほど有利ですが、個人情報よりも信用情報の方が影響するため、年収が高くても審査に落とされる可能性はあります。

信用情報はこれまでの借入れ履歴のことです。他社のキャッシング、カードローン、クレジットカード、携帯電話購入代金分割払いの契約状況、利用額、支払い状況で判断されます。複数件契約していたり返済の滞納をしているなど問題がある場合は仮に収入が高くても審査に落とされる可能性があり、逆に収入が低くてもこれまでに一度も申し込みをしたことがなければ審査に通過できる可能性があります。個人情報はそうそう変更できるものではないので、できるだけ信用情報をクリーンにしてから申し込みましょう。

1社に落ちても、さらにハードルを下げたカード会社なら通過できる可能性は十分にあるので、諦めずにチャレンジしましょう。ただし、カードを発行してもらいたいからと嘘の情報で申し込みをすればいかなるカード会社でも審査落ちの原因となるので、正しい情報で申し込むことが前提です。

■クレジットカードのスコアリング審査とは?総合的なポイントが重要

クレジットカードでは、申込みをしてから30分も経たないうちに審査の結果が返ってくることがあります。なぜそのような短時間で結果が出るのかというと、機械によるスコアリング審査がされているからです。審査にかかる時間はカード会社によってさまざまですが、多くのカード会社ではスコアリング審査が導入されているようです。

クレジットカードの審査では、年収、勤務形態、勤続年数、年齢、個人信用情報、居住形態などが重要ポイントとなります。スコアリング審査では、「正社員の人は10点、派遣社員の人は5点、アルバイトの人は3点」というように、会社が独自に定める基準でポイントがつけられていきます。

そのため、年収が低い人や、アルバイトの人でも、総合的にスコアが足りていれば、可決されます。しかし、ブラックリストにのっている人などは、その時点ではじかれてしまうようになっているので、年収などの他の項目がどんなに良くても否決されます。カード会社によっては、ブラックリストにのっている人でも担当者によって審査がされて、可決されることもあります。

ブラックリストにのっている人は基本的には否決されますが、例えば、「正社員で勤続年数3年以上、年収400万円以上、大企業勤務」というように、総合的な属性が良い人なら、可決されることもあります。その基準はカード会社によって異なるので、一概にどのようなケースなら可決されるということは言えません。総合的に信用があるということが重要になります。

クレジットカードに申込みをして、1社で断られたとしても、次の1社ではあっさりと可決されることがあるのは、カード会社によって基準が異なることが理由です。クレジットカードはカード会社によってかなり基準が異なっているので、1社に落ちても諦めずに次の1社に申込みをしてみましょう。

短期間にたくさんのクレジットカードに申込みをしてしまうと、申込みブラックとなってしまうことがあります。1社ずつ申込みをするようにして、1ヶ月に4社以上に申込みをすることは避けたほうが良いでしょう。審査に落ちたら、必ず「なぜ落ちたのか」ということを考えてから、次の1社に申込みをするようにしましょう。

クレジットカードの申込みフォームでは、キャッシング枠の希望額を入力する欄があります。自信がない人は、キャッシング枠の希望をゼロ円にすることが、可決されやすくなるためのコツです。また、申込み時には嘘はつかないようにしておきましょう。

■三井住友銀行が発行するクレジットカードの審査

審査基準の例として、大手メガバンクである三井住友銀行を有する三井住友銀行グループの三井住友VISAカードの審査基準を紹介します。こちらのクレジットカードを所持するには三井住友銀行グループが独自に決めた審査を受けた上で、ある程度の評価を得なければいけません。

審査の内容ですが、1番大切なのは三井住友銀行グループが加盟している信用情報登録機関からの情報です。こちらの情報の中には過去のクレジットカードの支払い履歴や申し込み履歴が記載されています。遅延や延滞などのクレジットカードの未払い情報が記載されている場合はもちろんですが、クレジットカードの連続申し込みがある場合でも三井住友銀行は今現在お金に困っていると判断し、申請者に対して融資お断りの手紙を郵送します。過去にクレジットカードの連続申し込みや遅延・延滞などの支払いに関するネガティヴな信用情報が記載されている可能性がある場合には、信用情報登録機関に情報開示を依頼して、確認しておく必要があります。ネガティヴな情報が事実であればそのような情報が削除されるまで待つ必要があります。

信用情報登録機関の情報の審査が終了したら次に勤務先の審査に入ります。三井住友銀行では申請書に記載された勤務先が実際に存在するのかインターネットなどで確認します。万が一存在しない勤務先であれば支払い能力がないと判断してカードの発行を拒否します。自営業やプロスポーツ選手の場合などよく年の収入が保証されない職業の場合だと、慎重審査となる可能性が高くなります。その場合には市役所が発行する課税証明書などを提示すれば、カード発行の可能性が高くなります。勤務先が公務員や病院などの公的な機関である場合には、審査通過の可能性が他の職業よりも高いです。

勤務先の審査も通過したら、カード会社から勤務先に連絡が入る場合があります。カード会社としてはきちんと働いているのかを確認しています。本人が出れば1番良いですが、本人が出ない場合でも働いている事実が確認できれば良いとされています。ほとんどない事ではありますが、万が一在籍確認が取れなかった場合にはカード会社としては申請書に嘘の記載をする信頼できない人と判断します。そうしたら同じカード会社は二度と使えなくなるので、在籍確認は確実に受ける必要があります。こちらのカード会社が発行するクレジットカードを得るにはこのような審査を通過する必要があります。

■ JCBのクレジットカードの審査内容について

もう1つ例として、JCBクレジットカードに入会するための審査内容についても紹介しておきます。JCBの場合は審査はJCBが行うのではなくクレジットカードの発行元のクレジットカード会社が行います。審査の内容ですが細かい点はクレジットカード会社によって違います。しかし基本となる審査内容はほとんど同じと考えておいて間違いありません。

1番大切な情報はクレジットカード会社が加盟している信用情報登録機関からの情報になります。こちらの情報にはクレジットカードの支払い履歴やカード申請の履歴が詳しく記載されています。そのためクレジットカードの連続申し込みや未払いなどの情報も全て記載されています。万が一遅延や延滞などの情報や、クレジットカードの連続申し込みがある場合、発行元のクレジット会社は支払いに困っており、カードを発行しても支払いをしてもらえないと判断して却下する可能性が高くなります。そのため未払いなどの情報がある可能性が高い場合には、カードの申請を見送る方が良いです。

次に勤務先の情報も大切です。公務員や病院などの公的な機関の場合や、全国的にも有名な大企業の場合だと倒産の可能性はないと判断してカード会社はカードの発行に前向きになります。しかし自営業やプロスポーツ選手などよく年の収入が約束されていない場合だとカード会社はカードの発行に後ろ向きになります。このような職業の人がカードを発行してもらいたいのであれば、過去2年から3年の所得を証明する書類を市役所などの公的な機関から発行してもらう必要があります。そうすれば収入が安定しているとカード会社は判断して、カードの発行に前向きになる傾向があります。

最後に職場への在籍確認をクリアする必要もあります。カード会社は申請書に記載された勤務先に電話をしてきちんと働いているかどうかを確認します。その際にはクレジット会社の名前は出さずに個人名を出すので、勤務先の同僚にカードを申請している事は分かりません。その際に本人が出れば1番いいのは間違いないですが、万が一本人が出ない場合でも働いている事が確認できれば全く問題ありません。逆に在籍確認が取れない場合には申請が却下されるだけでなく、申請書に嘘の記載をする信頼できない人とカード会社は判断します。そのためそのカード会社へ何回カードの申請をしても全て却下される事になります。そのような理由でカードの申請書には正確な事実を記載しないとのちのち大変な事になります。

■ 即日発行のクレジットカードはどんな審査がされているのか

最近、即日発行のクレジットカードなどが多く宣伝しています。即日で発行されるということは、当然審査も迅速に行われることになります。では、即日発行のカードの場合は実際にどんな審査が行われるのかを説明しておきたいと思います。

審査のは金融機関によって、内容はいろいろですが、一般的なのは、
・年収
・勤務年数
・過去の借り入れと返済記録
です。

勤務年数10年、年収500万円、借り入れ記録なしの方であれば、すぐに即日でクレジットカードを作ることができます。この審査では何を確認するかというと、その方の返済能力です。ただ、それだけを確認することで、大丈夫と判定されれば良いのです。

実際の審査では、もっと詳しい内容を記載(WEBの場合は入力)することになります。そこで、現在借り入れがあるとか、年収が低いのに希望借入額が高いなどの場合は、詳しい情報が必要だったり、所得証明書の提出を経て、利用ができるようになります。

問題は、現在持っているの借り入れ残高が高い場合です。消費者金融やカードローンの場合、総量規制と言って、その方の年収の3分一までの借り入れ限度額が規制されています。300万円の年収の方は100万円までということです。既に、その総量規制になっていたり、迫る金額の借り入れがある場合には、断られます。また、その金額に達して以内としても、複数業者からの借り入れがある場合も、審査に通らないことになります。

年収で言えば、最近は年収なしの専業主婦や学生などでも即日OKのクレジットカードもあります。これは、配偶者や保護者が入ることが前提の内容ですが、いずれも限度額が最高でも50万円程度のものです。それでも、審査が通るのですが、借り入れが既にある場合は難しいとされています。

即日発行のクレジットカードと言っても、WEB申込みなどの場合は、カードを受け取るまで、最短1~3日はかかることになります。書留での受け取りですから、本人が留守にしている間の配達ですと、もっと遅くなってしまうことになります。しかし、一応はWEBでの審査に通るか通らないかが大きな問題になります。その場で本審査まででOKなら、即日クレジットカードの発行ができたという判断になります。

審査内容についての公開はありませんが、サイトなどでこの金融機関が甘いなどという情報も多いです。是非参考にしてみて、申込みだけをしてみることをオススメします。勤務年数も長く、年収もそこそこある、現在も過去も一切の借り入れ経験がない方については、まず大丈夫だと思われます。